健は、妻康子と二人暮らし。
康子「あなた、晩酌は?」
健「一杯もらおうかな」
そして、食事が終わると
健「おやすみ」
康子「おやすみなさい」
と言って健は床についた。
この言葉が夫婦最後の会話となった。
翌朝、健の身体は冷たくなっていた。
5年後。
康子は娘幸子家族と一緒に暮らしていた。
幸子「お母さん、ご飯よ」
康子「はい。ありがとう。」
と言って康子は茶の間にやってきて、幸子と孫の福子と一緒に食事をとった。
康子「ごちそうさま、今日はもう寝るわ。おやすみなさい。」
幸子「あら、もう休むの?おやすみ。」
福子「おやすみなさい。」
翌朝、康子の身体は冷たくなっていた。
と、国語の教科書に出てきそうな話しですが、では国語の問題です。
私筆者はこの場面をどのような気持ちで書いたでしょうか?
答えは、こんな風に死を迎えられたら良いな、でした。
死は誰にでもいつか訪れるものです。
あなたはどの様な死を迎えたいでしょうか?
健と康子の死に方について考えてみましょう。
健と康子は、亡くなる前日前夜まで普通に暮らしていました。
自分の足で歩き、自分でご飯を食べていました。
お風呂も自分一人で入っており、多分自分一人でトイレも行っていたでしょう。
家族にも全く世話をかけていません。
こんな最後を迎えられたら良いかなと思いませんか?
ダイエットのために運動や食事制限をされておられる方も大勢いると思います。
私も運動や食事制限をしていますが、それはダイエットのためではなく、健康にすごし、最期まで自分の力で生きていくという目的のためです。
このブログは、そんな目的を同じくする人のために書きます。